世界各地に広がるヴィスコのグローバルネットワーク。「郷に入れば郷に従え」を合言葉に、より安定したサポートを提供するために日々奮闘するヴィスコ特派員たちが、現地生情報をお届けします。今回は「デザート」をテーマに、各者のお勧めをレポート。どうぞお楽しみください。
ニーハオ!こちらの日本食屋などでは食後に無料でデザートを付けてくれるお店が多く、嬉しくしっかりご馳走になっています。内容は店により違いますが、コーヒーと一緒にアイスクリームやフルーツが出されたりします。ここで日本の中華屋であればほぼ例外なく杏仁豆腐が出てくるところですが、意外なことに、「本場」では登場しません。
実際、杏仁豆腐(杏仁=アーモンドを粉末にして砂糖や牛乳を溶かして固めたもの。名称は、色が白く形状が豆腐に似ているから)とは広東料理の飲茶メニューに入っている事が多いそうで、日本のようにどこでも買える身近なものではないようです。上海では、近場のレストランでは見かけたこともありません。
杏仁豆腐にはなかなかありつけませんが、食に関しては選択肢豊富なこの国。街角の便利店=コンビニでも美味しいものを探すのは難しいことではありません。日系のコンビニも多く、店頭には日系菓子メーカーによる定番スナックが漢語表記(例:「ポッキー=百奇」)と共に並びます。他にも"北海道"などと書かれたケーキやプリンも並ぶなど、逆に「中国らしいもの」を見つけるのが難しくなって来た感があります。
最近では、本場では福建省の一部地域でしか生産されない高級品として認知されている烏龍茶が、日本人には馴染み深いペットボトル入り飲料「ウーロン茶」として販売される(サントリー社から)という、逆転現象も起こっています。
杏仁豆腐や烏龍茶が日本でよく知られているのは、広東や福建あたりを出身とする人が横浜や神戸の中華街に多いからと聞いていますが、時を経て烏龍茶がこうなったように、杏仁豆腐を便利店で買える日はそう遠くないのかもしれません。(ヴィスコ上海・田畑)
ドイツと言えばソーセージやビールをイメージされるかと思いますが、実は隠れたスイーツ天国。強面で一見とっつきにくいドイツ人ですが、デザートを食べている姿を見るとほっこりします。カフェにはケーキが所狭しと並び、近隣の国々の影響を受けたワッフルやクレープ、ジェラートのお店もたくさん。
アイスクリーム屋に関しては11月から3月まで休みのところが多いのですが、そのぶん春が来たら人々は一斉にアイス屋さんへと向かうため、長い長い行列ができることも。暑い夏の日はスーツ姿の大人から子供まで、みんなアイスを手に短い夏を満喫しています。乳製品が安いので日本の半額以下で本格ジェラートを堪能できるのが本当に幸せです。
日曜日はカフェやレストラン以外は全てのお店が閉まるので、週末はカフェやお家で老若男女、みんなこぞってケーキを食べるのが習慣です。友人や親戚を訪ねるときはほぼ100%ケーキタイム。長い冬となると家にいる時間が長くなるので、私も毎週のようにケーキを焼くようになりました。家族が特に好きなのはチーズケーキで、日本にはないQuarkというチーズ(ヨーグルトとクリームチーズの間のようなチーズ)を使います。程よい酸味と柔らかい食感で、ベリー系のフルーツをのせて焼くととても美味しいです。
日本にいた頃はドイツのスイーツといえばバームクーヘンでしたが、実際に本場で見かけたことはほとんどありません。今年のクリスマスマーケットで久々にお店が出ていたので試してみましたが、ドイツでは生クリームやチョコレートソースをたっぷりかけて食べるもののようです。個人的には、本場のものよりもしっとり感がある日本のものの方が好みです。(ヴィスコユーロ・坂井)
Hi there!USAに出張で来られた方に何を食べたいか尋ねると、だいたい皆さんハンバーガーやステーキ!となります。食後のデザートの頃には、もうすでにお腹いっぱい...。
というわけで仕事で来られても、なかなかお菓子を食べる機会は少ないと思うのですが、ご存知のようにUSAは甘いもの天国。その中でもチョコレートは、実にこの国の深いところに根付いていることを感じます。
代表的なものを挙げると、日本でもどこでもよく知られているエムアンドエム(M&M's)やスニッカーズ(Snicker's)、キットカット(Kit Kat)、KISSチョコでも有名なハーシーズ(HERSHEY'S)などは定番で、どの店に行っても必ず様々な種類に様々なパッケージ、大小様々なサイズで売られています。
少し変わったところですと、ギラデリ(Ghirardelli)というちょっと高級なチョコレートも人気です。これは、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。薄く四角い形状の中に様々なフレーバーが入れられており、キャラメル味やベリー味が特に人気のようです。
他にも例えば、ゴディバ(Godiva)。これはベルギーチョコですが、だいたいのアウトレットや大きなモールに行くと専門店が有るため、市民にとって身近なものと言えるでしょう。(ちなみに「ゴダイバ」と言わないと通じないのでご注意を!)
どれも美味しいのですが、とにかく甘い!空腹時にちょっと食べたらもうお腹いっぱいになるのですが、秋のフェスタやハロウィーンなどのイベント時に大量に配られることもあり、子供たちはみんな大好きです。
一方で大人の私、こちらでは高くて手が出せない焼酎の代わりにバーボンやウィスキーを飲むことが多いのですが、これのお供に一口サイズのチョコはとてもよく合います。
USAに来られた時は是非チョコの袋詰めをお土産に買って帰られると一度に色々味わえるのでお勧めです。高級チョコも日本よりは安く購入できると思いますよ。(ViSCO USA・脇園)
サワディーカップ! タイの食といえば、多くの方は辛いものを思い浮かべることと思います。事実、トムヤムクンにグリーンカレー、ガパオライスなどなど、地元の皆さんが好む味はとんでもなく辛く、無防備に口に入れ火を吹いたことは数え切れないほど。
一方で、タイの皆さんは甘いものも大好き。どちらが数が多いかといえば、体感値では甘味に軍配が上がります。伝統的な和菓子ならぬタイ菓子はじめ、ケーキに菓子パン、炭酸飲料はもちろん、コーヒーにお茶、そしてついにはペットボトルに入った緑茶までもうほんと、とにかく甘いっ!暑さ厳しいこの国ですので、糖分補給による疲労回復が目的とは思うのですが・・・甘党の私でも時に厳しいものがあります。
そんな中、個人的にタイスイーツの王様と呼んでいる、「カオニャオ・マムアン」を紹介させていただきます。「カオニャオ」とはもち米、「マムアン」とはマンゴーのこと。ココナッツで甘く炊いたもち米に添えて、完熟マンゴーが同じ皿に。加えてここにコンデンスミルクを上からかけるという、甘さ合計300%の強烈な一皿の出来上がりです。
この300%の甘さには、もち米の食感と噛めば噛むほど滲み出る味わい、熟れたマンゴーの香りや酸味、つるんとした歯ざわりが含まれ、さらにそれがコンデンスミルクの豪快な味によって均一にまとめ上げられ、まるで熱帯雨林のような複雑なハーモニーが生まれています。人工甘味料によくある、甘さ一辺倒ではないのが評価すべき点でアロォイ(美味)です。
もち米が腹に溜まるため、これはデザートなのか主食なのか、という議論もありますが、甘いものは別腹!という意見がどうやら強そうです。屋台からレストランまで街角の随所で見かけるだけでなく、ついにはお土産用に空港でも販売されています。
これだけ食文化が発達しているだけに健康意識も高いこの国ですが、あまりの甘さの連続に、最近では注文時に「甘くしますか?」と聞かれたり、「甘すぎなくてアロォイ」などの声が聞こえて来るようになりました。辛さもそうですが、甘さもほどほどだと助かります。 (ヴィスコタイ・エビネ)
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